雛祭りは、「上巳」や「桃の節句」などと言われ、日本の五節句の一つです。昔の日本の雛祭りは旧暦三月三日にありましたが、明治維新の後から一般的に新暦の三月三日にすることになりました。雛祭りは「女の子の祭り」と言われ、「男の子の祭り」は五月五日のこどもの日です。国民の祝日ではないけれども、家族の皆が集まって、女の子の健康な成長と幸せを祈るの年中行事です。
雛祭りの由来は平安時代だそうです。その時、宮中の貴族は紙で人形を作って、玩具として遊んでいました。庶民は上巳の日に山で薬草を取って、自分の体のけがれを祓い清め、健康と平安を願いました。この習慣は後に宮中に伝わりました。遊びではなく、紙人形に自分の厄を引き受けてもらって、人形を「守り雛」として川に流すことになっていました。その紙人形は「流し雛」と言われました。そして、紙ではなく、とても素敵で華麗な雛人形が作られ、宮中で立派なお祝いをするようになりました。その行事は武家とか名門とかに広がって、後に庶民もそのお祝いをして始めました。
お雛様の配置をする時、色々注意した方がいいことがあります。伝統的に雛人形は十五体あり、その中で最上の階級からお殿様とお姫様、官女、五人ばやし、随身の左大臣と右大臣、仕丁を段飾りに配置します。人形以外に屏風やぼんぼりや桜など飾り物も段飾りの一部です。定番の段飾りには、丸餅や菱餅や白酒もあります。でも、三月三日を過ごした後、すぐ雛人形を片付けなければいけません。そうしないと、将来家の女の子の嫁ぐことが難しくなってしまいます。伝統な雛人形は少なくとも十五万円であり、高級なのは百万円ぐらいだそうです。伝統のはとても立派だけど、一般の人の家があまり大きくないので、持っている人が極めて少ないのではないと思います。
私が初めて雛祭りに興味を持つようになったのは、「ちびまる子ちゃん」を見た時でした。そのエピソードは「おひなさまを飾ろう」という題で、まる子ちゃんが学校で友達と雛祭りの話をしていた時、「お雛様は綺麗だけど、夜になるととても怖くなってしまうよ」とまる子ちゃんの友達が言いました。そしてその晩、まる子ちゃんがベットに入ってから、ずっと雛人形の方を見て、寝られないほど怖くなりました。私も、雛人形が夜になると怖くなると思います。すごく綺麗に出来ているので、いつか本物のお雛様を見たいです。