2012年4月10日火曜日

雛祭り




雛祭りは、「上巳」や「桃の節句」などと言われ、日本の五節句の一つです。昔の日本の雛祭りは旧暦三月三日にありましたが、明治維新の後から一般的に新暦の三月三日にすることになりました。雛祭りは「女の子の祭り」と言われ、「男の子の祭り」は五月五日のこどもの日です。国民の祝日ではないけれども、家族の皆が集まって、女の子の健康な成長と幸せを祈るの年中行事です。

   雛祭りの由来は平安時代だそうです。その時、宮中の貴族は紙で人形を作って、玩具として遊んでいました。庶民は上巳の日に山で薬草を取って、自分の体のけがれを祓い清め、健康と平安を願いました。この習慣は後に宮中に伝わりました。遊びではなく、紙人形に自分の厄を引き受けてもらって、人形を「守り雛」として川に流すことになっていました。その紙人形は「流し雛」と言われました。そして、紙ではなく、とても素敵で華麗な雛人形が作られ、宮中で立派なお祝いをするようになりました。その行事は武家とか名門とかに広がって、後に庶民もそのお祝いをして始めました。

     



お雛様の配置をする時、色々注意した方がいいことがあります。伝統的に雛人形は十五体あり、その中で最上の階級からお殿様とお姫様、官女、五人ばやし、随身の左大臣と右大臣、仕丁を段飾りに配置します。人形以外に屏風やぼんぼりや桜など飾り物も段飾りの一部です。定番の段飾りには、丸餅や菱餅や白酒もあります。でも、三月三日を過ごした後、すぐ雛人形を片付けなければいけません。そうしないと、将来家の女の子の嫁ぐことが難しくなってしまいます。伝統な雛人形は少なくとも十五万円であり、高級なのは百万円ぐらいだそうです。伝統のはとても立派だけど、一般の人の家があまり大きくないので、持っている人が極めて少ないのではないと思います。


私が初めて雛祭りに興味を持つようになったのは、「ちびまる子ちゃん」を見た時でした。そのエピソードは「おひなさまを飾ろう」という題で、まる子ちゃんが学校で友達と雛祭りの話をしていた時、「お雛様は綺麗だけど、夜になるととても怖くなってしまうよ」とまる子ちゃんの友達が言いました。そしてその晩、まる子ちゃんがベットに入ってから、ずっと雛人形の方を見て、寝られないほど怖くなりました。私も、雛人形が夜になると怖くなると思います。すごく綺麗に出来ているので、いつか本物のお雛様を見たいです。

2012年2月21日火曜日

「千と千尋の神隠し」- 宮崎駿が創造した世界

  

    宮崎駿は、何といっても世界的に有名なアニメーション作家の中の一人です。世界各地にいるアニメファンの中で、宮崎の作品を知らない人は少ないと思います。私が小学生の時、初めて見た宮崎の映画は「千と千尋の神隠し」でした。この話はすごく変で、登場人物のダイアローグとかプロットとか話の終わりとか、何か特別な意味があるようでした。その時私は子供だったので、どんな意味があるのか全然分かりませんでした。でも、最近色々なホームページを見て、宮崎の映画が伝えるメッセージがどんどん分かるようになりました。今回のブログでは、宮崎の作品のを「千と千尋の神隠し」を紹介します。

両親が豚になってしまって、千尋はビックリしました
少年のハク
  私が何回も見た「千と千尋の神隠し」は、2001年に日本で封切りされました。日本の歴史上一番人気のある映画の一つです。主人公の荻野千尋は、両親と車で引越し先へ行く時、森の中で迷ってしまいました。困っている時、三人はくろく見えるトンネルを見つけ、その神秘的なトンネルに入りました。トンネルを出た後で、三人は誰もいない町に着いて、そこの料理屋でたくさんおいしそうな食べ物を見つけました。しかし、実はその料理は神々のために準備してあったので、千尋の両親はそれを食べて、豚になってしまいした。親を助けるために、ハクという優しそうな少年の助けを借り、千尋は神々が集まっている湯屋で働くことになりました。湯屋で働いているのは、この異界の怪物ばかりで、千尋は唯一の人間です。最初皆は彼女のことがあまり好きじゃありませんでしたが、色々なことが起こって、だんだん仲がよくなりました。


釜爺はよく千尋を助けてあげます
私の一番好きなキャラクターは釜爺です。釜爺は湯屋でお湯を沸かしたり、お湯に薬を入れたりすることをしています。手が六本あって、いつも黒い眼鏡をかけているクモのような老人です。怖い人のように思えるかもしれませんが、釜爺は常に迷っている千尋を助けたり、困っている時、千尋の世話をしてあげたりします。


油屋にいる日々は苦しいですが、千尋はどんどん強くなりました
宮崎のように優秀な映画監督は、いつも作品の中で色々なメッセージを伝えます。この映画にも何か意味があるはずです。例えば、千尋の両親が神々の料理を食べてしまって、豚になったことは、「人間は自身の欲を抑制しないと、役に立たない人になって、社会に捨てられてしまう」という意味だって聞きました。そして、千尋は親を助けるために、ずっと一人で頑張って来て、苦しいことがあってもすぐ立ち直って、どんどん強くなりました。ここからが学んだのは、世の中の事がどんなに苦しくても、大切な人のためには、簡単に諦めてはといけないという事です。いつも逃げていたら、永遠に強くなれません。


最初は宮崎の映画を二つ紹介するつもりでしたが、言いたいこと多すぎるから、今回のブログは一つしか紹介出来ません。でも、今月アメリカで封切りされる宮崎の作品の「借りぐらしのアリエッチィ」は、夏休みにホンコンで見て、とても面白いと思いました!皆さんも見に行ってください!